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THE ALEXX / VANTABLACK(LP)
1st.アルバム「VANTABLACK」が待望のアナログ化!
「洋楽っぽければ偉い」訳ではないが、未だに「邦楽に聴こえない」と言うのは、余程うがった人々以外には、シンプルに賞賛という評価であると考えられる。THE ALEXXは、端的に邦楽に聴こえない。トリップホップのように重くダークで、エレクトロクラッシュのように、ニューウエーブのエレクトライズ、ギターサウンドのアシッド化に成功し、かつビリー・アイリッシュの様な、根本からの現代的症状がある。と書けば、とても安易なパズルの様で、むしろ聴く気を失せさせるだろう。なるべく轟音で聴く事をお勧めする。先ずは音質の良さに驚くだろう。現在の邦楽界は、恐るべき事に、とするが、GEZANから最終スパンクハッピーまでを擁しているのである。THE ALEXXが少しでも手を抜いたら無限の崖の下に落ちる。切り立った岩盤の上に彼らは機材をセッティングする。 - 菊地成孔
まるで歪んだ糸電話のように...
音とは、空気分子を縦横無尽に揺らし伝える波であり、鼓膜を通じて我々を魅了し続ける世界の囁きである!!! THE ALEXXの発生させる波は、脳内に潜む岩盤に反射して、屈折した色彩を放っている!!!! まるで歪んだ糸電話のように耳元で囁く親密な聴覚体験は、漆黒の中で鳴り響く黒電話のようでもあり、SkypeもしくはFACE TIMEのサンドストームから浮かび上がる音の心霊のようでもある!!!!!!!! そう、THE ALEXXは岩盤の破片が砂嵐となって地上に降り注いだポルターガイストだ!!!!!!! - 宇川直(DOMMUNE)
Side-A
1. Jeanie
2. Beatwave
3. VANTABLACK
4. Daisy
5. Ladybug is on there
6. Freak out of blue
Side-B
1. SOUNDS OF RADIO FREQUENCY
2. Tablaman
3. The Scorpion Revives In This Way
4. ONADAY
5. Alan Smithee's Monolog
6. Go to the bar
2019年の晩秋、実は2020年にオリンピックが開催される事など誰一人本気で考えていないユースカルチャー・ガラパゴスのこの国で、フジロックを主催するSMASH代表が立ち上げたインディーレーベル<REXY SONG>が突如専属契約した初の日本人アーティスト“THE ALEXX”(ジ・アレックス)。公式音源を1曲も発表しないままフジロック‘19の激しい雨の中でデビュー・ライブを行い、デビュー・シングルを発表した直後に朝霧ジャム’19に出演が決まっていたが台風の影響でキャンセルに。彼らはザ・エックス・エックス以降のダークさとポップさ、ダンスミュージックのマナーとロックのダイナミズムを個々の体内に沁み込ませ、ニューウェイヴ、ハウス、電子音楽、インディーダンス、ニューディスコ等々、過去から現在までに溜め込んだ豊潤なユースカルチャー・ミュージックの影響を混乱したままダイレクトに表現している3ピースバンドだ。ジ・アレックスのデビューアルバム『VANTABLACK』は、まるでセックス・ピストルズ/クラッシュ/ニュー・オーダー/スミス/プライマル・スクリーム/マッシヴ・アタックに熱狂した日本人プログラマーが設計したAIが作ったJ-POPアルバムのようだ。 エンジニアにはzAk氏を起用し、ダークでダビーなサウンドを究極なまでにソリッドに仕上げることに成功している。令和、0話、ゼロセット。日本のミュージックシーンにブラックホールを生み出すジ・アレックス『VANTABLACK』。新たなダークヒーローの誕生です!
※商品発売日:2021年9月3日(金)
発送は商品発売日以降となる予定です。